お兄ちゃんはおっちょこちょい。
まだ焼けてないお肉を食べようとする。
他の人のハブラシを使おうとする。
左右違う色の靴下を履こうとする。
お母さんはいつも怒ってるけど、
本当にそれっておっちょこちょいなの……?
ある日、色覚特性を持つことに気づいた少年の家族の物語。
性格や考え方が違うように、見え方も一人ひとり違って当たり前。
誰もが自分の色で輝き、あたたかい工夫や言葉であふれる
社会になってほしいとの思いを込めて−−。
しまだようこの えほんシリーズ「みんなで かんがえよう インクルーシブ教育」第4弾は、
日本人の20人に1人の割合でいるとされている「色覚障がい」がテーマです。
色覚障がいとはどんなものなのか?
色覚障がいの人が生活しやすくなる工夫とは?
巻末には、アプリ「色のシミュレータ」の情報を掲載。
さまざまな色覚特性を持つ方の色の見え方が体験できる
ツールを使って、本書を読んでみてください。
========
しまだようこの えほんシリーズ
「みんなで かんがえよう インクルーシブ教育」
学校やクラスには、発達障がいや身体障がいなど、さまざまな特性をもった子どもがいます。
車いすや補聴器など見てわかる障がいもあれば、色覚障がいや吃音症など、見ただけではわかりにくく、
子ども自身もクラスメイトへの説明が難しいような障がいもあります。
近年、多様性を尊重し、障がいのある子どもと障がいのない子どもが同じ場で共に学び合い、
成長し、「共生社会」を実現しようという考え方のもとに、
子ども一人ひとりの能力や困りごとが考慮・配慮された、
「すべての子どものための教育」=「インクルーシブ教育」の理念が広がってきています。
1 『つながろ! にがてをかえる?まほうのくふう』
2 『ぼく と きみ』
3 『ぼくらの バトン』
4 『カラフルデイズ』
5 『まーるごと(仮)』※2021年発売予定
----------------------BOOK INFORMATION------------------------