…………小泉八雲(ラフカディオ・ヘルン先生)が初めて出雲の土地を踏まれたのは、明治二十三年八月大橋川にそろそろ秋立つ頃であった。伯耆の米子からの小蒸汽船を艀に乗り換え、船場から人力車に乗って松江大橋を北に渡り、火の見櫓のある橋詰から東へ曲がって一丁、松江最初の住居なる富田旅館へ安着されたのである。………………
(本文より)
目次
最初の住居の頃
到着│不思議な因縁│ヘルンという呼び方の起こり ‥‥‥‥
次の住居の頃
大山の遠望│寒い松江の冬
最後の住居の頃
因縁│居間│煙草 ‥‥‥‥
旅行と遊覧
市内遊覧│湖上の夕日│一畑薬師詣 ‥‥‥‥
断篇
先生の偉大なる面影│著述と夫人│交際嫌い ‥‥‥‥
書名:復刻版 出雲に於ける小泉八雲
著者:根岸磐井
発行者:根岸道子
編 集:復刻版 出雲に於ける小泉八雲編集委員会
委員長:日野雅之(八雲会 会長)
委 員:藤原 悠(根岸道子 友人)
西村容子(根岸道子 友人)
黒田一正
永見真一
定価:1,111円+税
ISBN:978-4-86611-042-4
2016.09.10.sat
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